国が実施する観光支援事業「GoToトラベル」について、加藤勝信官房長官は9日の記者会見で、北海道の感染者が急増した場合に「ステージ3相当の場合に対象から除外する可能性」についてコメントしました。

　加藤官房長官は「専門家による分科会から、『ステージ3相当と判断された場合には、感染リスクを総合的に考慮して、当該都道府県を除外することも検討していただきたい』という提言をいただいている。政府として提言に沿って対応したい」と述べています。

　北海道では、札幌市内を中心に感染者が増加傾向にあり、8日の時点で153人の感染を確認、4日連続で100人超えを記録しており、9日には感染者が200人を超える見込みです。

　ステージ3と判断された場合に、GoToトラベルキャンペーン期間中に都道府県が対象から除外されるのは初めてのケースとなりますが、すでに予約済みの旅行を継続した場合の取り扱いや、キャンセル料の取り扱いについてはまだ明示されていません。