Vエア ZV203便 名古屋(中部)-台北(桃園)線の就航初便に搭乗しましたのでレポートします。
■今回のレポートで利用した便
搭乗便:Vエア ZV203
搭乗日:2015年12月16日(水) (就航初便)
出発:名古屋(中部) 00:45
到着: 台北(桃園) 03:35
搭乗時間 3時間50分
費用:11,180円
内訳:航空券6,850円(V★) + 諸税手数料2,570円+座席指定960円(Fast-V)

 2015年12月16日、台湾のLCC「Vエア」がついに日本の定期路線の就航を開始しましした。今回、その就航初便に搭乗してきましたのでレポートします。
 
 以前、Vエアが待ちきれなくて、
チェンマイ-台北(桃園)線に搭乗してきましたが、今回は日本からの路線です。

 Vエアは、2014年12月の開業当初からの日本路線を運航することを匂わせていましたが、残念ながら開業当初の日本路線就航は見送り。
 2015年10月に
茨城-台北線のチャーター便で日本に初飛来。そして12月16日、ついに中部-台北線の就航を果たしました。
■中部国際空港にアクセス

 21時48分、名鉄名古屋駅から名鉄線ミュースカイに乗って28分、中部国際空港駅に到着。
 この時間に、中部から旅発つ便は今回のVエア含めてごくわずかのため、空港に用事のある人はほとんどおらず、電車はガラ空きでした。

 駅改札を出て、アクセスプラザから空港内へと向かいます。
 国内線の出発と到着、国際線の出発と到着と、ゲートごとに4分割された機能的なエントランスがわかりやすくていい。

 出発階に到着しました。このように、これからチェックインを行う便はVエアだけ!
 
チェックインカウンター独り占め!
 搭乗2時間前からのチェックインのはずですが、3時間近く前からチェックインが開始されています。

 本日のチェックインカウンターはEとのことで行ってみると、行列が出来ていました。

 無事にチェックインが完了し、チケットが発券されました。Vエアデザインのチケットです。搭乗ゲートは15番、搭乗開始時刻は0時15分。まだ2時間以上も時間があります。
■営業している店など、ほぼない

 さて、チケットを手にしたので、カフェで一息でも・・・と思ったら。
 4F専門店街のレンガ通りも、ちょうちん横丁も全部営業終了!

 スカイデッキも22時30分には閉鎖されます!
 まだちょっと時間が残っているので、駆け込みでのぞいてみます。
 どうやら、アクセスプラザのファミリーマート(24時間営業)、プロント(22時30分LO、23時閉店)以外はすべて営業終了です。そもそもセントレアは24時間稼働ではなく夜間は閉鎖される空港。深夜便の想定がないのは致し方ないところ。・・・にしてもさみしい。

 スカイデッキの夜景を堪能したので、搭乗ゲートに進むことにします。
 あざ笑うように上から目線の なぞの旅人「ふー」

 23時以降、Vエア以外の出発便はないので、セキュリティチェック、出国審査が1ミリも並ばないで済ませられるというスピーディイミグレ、快適でした。
■搭乗ゲートに到着
 
搭乗予定の機体はZV202便として23時08分にすでに到着していました。(定刻23:45着)

 15番ゲートに到着。あれ、あまり人がいない・・・。Vエアのシャツ着た関係者のほうが多くないですか・・・?
 ざっと数えたところ、搭乗客は関係者含めても約40名くらい。A321型機は194席なので、搭乗率20%ってところ。
 台北線は台湾からのインバウンドがメインとはいえ、日本ではちょっと宣伝不足のようです。来年1月からは深夜便ではなく日中に運航するようですので、利便性が上がって上向くのではないかと思いますが・・・。
[追記] 12/17 公式発表によると初便搭乗者は52名、搭乗率26%でした。
■Vエア初便に搭乗開始

 0時30分 さて、いよいよ搭乗開始です!
 就航セレモニーのようなものはありませんでしたが、初便搭乗を記念して、VエアのCAさんから記念品がプレゼントされました。

 お守りみたいなこれは何でしょうか・・・。

 Vエアオリジナルの「Vベアお守り(威熊平安符)」BLEビーコンでした。スーツケース追跡器として使え、Vエアのアプリで設定できるようです。(iOS/Android)
 スーツケースがベルトコンベヤに乗って来たら、方向とか距離とかアプリ経由で通知してくれるとかそういうのでしょうか。次回使ってみます。
[追記] 12/17 台湾のネットショップ 
PC HOMEで、499TWDで販売されています。 
[追記] 12/17 「Fly V Air」という公式アプリが配布されているようですが、端末が日本の環境だとAppStoreやGooglePlayの検索にも出て来ません。言語設定変えてみたりしましたが状況変わらず。どうしたらいいんでしょうかね・・・。
■Vエアで出発!
 いつものエアバスA320よりちょっと長い、A321型機の機内に入ると、CAさんたちが明るく陽気にお出迎え。

 VエアだからV!

 V・V・V!!
 
これが台湾の本気!ピーチのカワイイ戦略に真っ向勝負の様相ですよ!
 正気を失いそうでしたが、気を取り直して・・・

 本日の座席はこちらの「Fast-V」シート。(追加料金960円) 一般的なLCCのシートピッチとほぼ変わらないようですが、数センチくらい広めな気がします。

Vエアの機内誌です。機内食の「VITAMIN」、機内販売の「VSHOP」、機内誌「V air Vision」

 機内誌「Vair Vision」では、中部就航を記念して、名古屋特集が組まれています。

 なんと!特集の冒頭で、その筋では有名な曲「名古屋はええよ!やっとかめ!」を引用して名古屋を紹介しているではありませんか!
それでは説明しよう!
「名古屋はええよ!やっとかめ!」とは、愛知県が生んだ天才シンガーソングライター・山本正之氏が作詞作曲、つぼイノリオが歌ったご当地ソング。(1985年リリース) その一曲で、名古屋の歴史、風土、名所、名古屋人気質までを網羅しているんだ。山本正之氏は中日ドラゴンズの応援歌「燃えよ!ドラゴンズ」でデビューし、TVアニメ・タイムボカンシリーズの音楽を手掛けたアニメ界の大御所なんだよ。
 やるなVエア。それで未来の首都名古屋に一番に乗り込んできたのか!
■機内販売は笑顔とスキップで

 機内販売も全力で行ってます!
 ギャレーのカーテン開けて、CAさんが次々と飛び切りの笑顔でスキップされてもうどうしていいかわからない。

 Vエアオリジナルのブランケットは、大判で厚みのある、しっかりした作り。表裏違うデザインです。

 後で写真をよく見たら、CAさんがエアーピローも首に着けてました。

 機内販売の後、希望すればVベアと記念撮影ができます。

結構でかいぬいぐるみです。
■機内食はもはやおまけか!

 VエアのCAさんたちでもう大満足でしょうが、お付き合いください、機内食の時間です。

 台湾ビーフン(190TWD/約705円)
 ボリュームたっぷりの新竹米粉で、これだけで十分おなかいっぱいになります。具材は、椎茸、人参、ネギ、干し海老、ミートボール、茶卵。あっさりとした味だけど、具もたくさんなので、最後まで飽きずにいただけました。

 ポップコーンチキン(190TWD/約705円)
 中は柔らか、外はカリッと上がった唐揚げ。ほんのりコショウ風味のシンプルな味わい。お酒のつまみにはこれがよさそう。

 Vベアチーズケーキロール(55TWD/約204円)
 ほどよく甘いチーズクリームのロールケーキ。コーヒーのおともにおすすめです。

 単品に+90TWDしてコンボセットにするとついてくる、Vベアどら焼きとオレンジ100%ジュース。
 どら焼きはあんこではなくて、チョコレートクリーム。
 この他の機内食で、「排骨飯」は以前の
チェンマイ-台北線の搭乗レポートで紹介しています。
 なんかいつもの台北行きより盛りだくさんな気がする今回のフライトですが、あっという間に時間が過ぎていきました。

 03:37 台湾桃園国際空港に到着しました。(定刻03:35着)
 最後に一言、みなさんに。
 
乗ろう!今すぐっ!超おススメ!!
 Vエアの中部-台北線 就航初便の搭乗レポートは以上です。