インドネシア・エアアジアX XT402便 東京(成田)-デンパサール(バリ)線の就航初便に搭乗しましたのでレポートします。
■今回のレポートで利用した便
搭乗便:インドネシア・エアアジアX XT402 (就航初便)
搭乗日:2017年5月25日(木)
費用:
9,900円(
セール運賃)
[定刻]
出発:東京(成田) 08:25
到着:デンパサール(バリ) 14:25
所要:7時間00分
[実際]
出発:東京(成田) 09:27 ※1時間2分遅延
到着:デンパサール(バリ) 16:22 ※1時間57分遅延
所要:7時間55分
■ついに、LCCでバリ島!!
日本から
LCCでバリ島に行ける日がやってきました!
LCCで行ける海外も、台湾、韓国、中国、香港、シンガポール、マレーシア、タイ、グアム、フィリピンと増えてきて、一段落したかなと思ったら、ベトナムが増え、もうないだろと思ったら、まさかのインドネシア、バリです。(
6月にはまた増えますね)
この路線の就航を実現したのは、長距離機材 エアバスA330型機を所有するエアアジアグループの「
インドネシア・エアアジアX」です。
今回、5月25日に就航したインドネシア・エアアジアXの東京(成田)-デンパサール(バリ)線の就航初便に搭乗しましたのでレポートします。
■インドネシア・エアアジアXってどんな航空会社
簡単に、インドネシア・エアアジアXがどんな航空会社なのかをおさらいしましょう。
・エアアジアグループの長距離専門LCC
・デンパサール空港(インドネシア、バリ島)が拠点空港
・保有機材はエアバスA320が5機、エアバスA330-300型機が2機
航続距離の長いエアバスA330型機で、デンパサール-ムンバイ線(クアラルンプール経由)を運航しているところに、1機振り分けて成田線を投入したという感じのようです。
これが手ごたえ大ありのようで、就航当初は週4往復での運航を予定していたところ大反響で、6月からはさっそくデイリー運航(1日1往復)に昇格するという人気路線になりました。
■インドネシア・エアアジアX 成田-デンパサール線 運航スケジュール
・2017年5月25日から6月17日まで
XT402
東京(成田) 8:25 - デンパサール(バリ) 14:25 週4便(月火木土)
XT401
デンパサール(バリ) 23:00 - 東京(成田) 7:10(+1) 週4便(月水金日)
・2017年6月18日から
XT402
東京(成田) 8:25 - デンパサール(バリ) 14:25 毎日
XT401
デンパサール(バリ) 23:00 - 東京(成田) 7:10(+1) 毎日
■就航初日 成田空港第2ターミナル
就航初日の5月25日早朝、成田国際空港第2ターミナル国際線出発ロビーにやってきました。
エアアジアのWebサイトによると、国際線のチェックインは出発3時間前からということで、8時25分の出発時刻からさかのぼること朝5時25分めざして来てみたところ・・・。
チェックインカウンターしまってる。
出発案内板にはカウンターNと掲示されていて、カウンターNに行ったらXJ601便のことしか書いてない。しかも入口しまっている。いいですね、このそこはかとない不安感。(慣れました)
5時45分頃、カウンターN付近でうろうろしていると、スタッフの方がやってきて、XT402便はカウンターSへと誘導されました。
カウンターSではスタッフが、だいたい6時ころから本気出すつもりで準備作業を行っています。
6時5分、チェックインカウンターSがオープンします。この時点で行列は30人ほどでしたが、続々と人が並んでいきます。
順番を待つ人たちを見渡してみると、普段のLCCらしい客層(多くの場合、アジア圏の若年層がメイン)と違うようです。
列に並んでいる人はほぼ日本人で、年代も様々。特に熟年層の利用が目立ちます。他にも、サーフボードやボディーボードを持ったバリ慣れしてそうな若い方、カップル、親子連れと、フルサービスの航空会社の客層と変わりません。
エアアジアの方に聞いたところ、バリ線の航空券は
H.I.S.経由で多数売れたようで日本人中心の多様な客層になったのだとか。熟年層は
Surprice購入じゃなくて実店舗購入でしょうか。なんにしてもLCCの初便でこれだけの客層に訴求できたのは快挙だと思います。
その後、チェックインは遅々として進まず、行列はどんどん伸び始めてこんな感じに。
初便ほぼ満席ということなので、最大370人ほどの大行列です。
LCC乗りの方ならもうお気づきですね。
遅延確定
チェックイン開始から1時間15分経過した、7時20分頃の時点でなお120人以上が並び、定刻出発は難しい状態ということが分かります。まぁバリからの搭乗機も30分遅れて成田到着したようですし、のんびり行きましょう。
遅れない初便なんてないんだよ。(←あるよ)
■バリ線 チェックイン後の過ごし方
チェックインを済ませた後、保安検査場(北口 7:00、南口 7:30 開場)が開くまでは出発ロビー周辺で時間をつぶすことになります。
チェックイン開始時点では、空港のショップは全て開店前です。
4Fのマクドナルドが6時30分から、N'sコートが6時45分からオープンします。
このあたりを利用しながら、保安検査場(北口)の開場時刻 7時00分を目指して行動するのがスムーズです。
初日の搭乗ゲートは97番ゲート。サテライトの終端付近なので、先を急いだほうが賢明です。
【XT402便チェックイン~搭乗まで】
※2017年5月25日就航初便の場合
6時05分 XT402便チェックイン開始
6時30分 4F マクドナルド開店時間
6時45分 4F N'sコート開店時間
7時00分 保安検査場(北口)開場
7時30分 保安検査場(南口)開場
8時25分 XT402便出発時間(定刻)
※南口は7:30まで開きません。7:00から開いている北口へ向かいましょう。
■搭乗ゲート前で出発セレモニー
保安検査場を通過して、搭乗ゲートへ向かうと、搭乗客の多くがゲートにたどり着かない中、97番搭乗ゲート前では出発セレモニーが開かれていました。
インドネシア・エアアジアXのCEO・キャプテン スリスティオ ヌグロホ ハヌング氏や来賓客の祝辞、テープカット、CAさんたちが登壇しての記念撮影などが行われました。
それにしてもエアアジアのCAさんは、皆さんスタイルがよくて、エキゾチックな魅力あふれる素敵な方たちばかり。どういうけしからん採用基準なんだか一度聞いてみたいです。
■そして機内へ
出発セレモニーが終わり、搭乗開始時刻が8時20分と案内板に掲示されました。遅延は確定のようです。
8時20分、HOT SEAT(プレミアムフラットベッド、クワイエットゾーン)、エコノミーの順で搭乗開始です。機内でも素敵なCAさんのお出迎えです。
座席3-3-3の広い機内です。
ようやく搭乗したものの、搭乗完了はさらに1時間も経過した9時20分、ドアクローズが9時27分となり、1時間2分遅れでの出発になりました。成田を離陸したのは10時00分でした。
■お楽しみの機内食
さて、7時間におよぶ長い飛行時間のお楽しみといえばやはり機内食です。
機内食はやはり事前予約です。選べるメニューが断然多く、デザート/ドリンク付きのコンボセットが選べるなど、お得です。
今回は事前予約で「Uncle Chin's チキンライス(500円)」と、コンボセット(390円/バナナケーキ+マンゴープリン+ドリンク)を注文しました。
「Uncle Chin's チキンライス」は、ジャポニカ米とインディカ米の中間のような品種のご飯に、鶏ももの薄切りローストがのっていて、別添えのチリソースをかけて頂きます。
ご飯までしっかり味がついているので、ちょっとお肉が少なめかなとは思いますが、おいしく全て食べきれます。
コンボセットのバナナケーキは、”ふんわり”の真逆。小麦粉ぎっしり使った、懐かしさすら感じる手作りテイスト。コーヒーと合わせていい感じです。
マンゴープリンはナタデココ入り。甘さもやや控えめでおいしくいただけました。
なお、すべての機内食はハラールだそうです。イスラム圏だものね。
これだけ食べて、なお追加で買ってみました。ココナッツウォーター(20,000IDR)と、キットカットCHUNKY(20,000IDR)の2点です。
ココナッツウォーターですが、日本でココナッツブームになって飲料製品が出回っておいしかった記憶があったので注文しましたが、これはもう取って出しのココナッツウォーターでした。
パッケージに書いてある「
THE REAL COCONUT WATAR!」その通り。気が緩みました。横浜中華街で浮かれ気分でココナッツ買って飲んだ瞬間にビンタ食らったような感じって何言ってるんだかわかりませんね。まぁその、
常温の植物汁です。
機内食の支払いですが、機内パンフには、「クレジットカード不可、使用可能な通貨は、米国ドル(USD)、インドネシアルピア(IDR)、発着地通貨のいずれかで、おつりは全てIDRで返す」と書かれていました。
ということで、日本円で1,000円を渡すと、
日本円で500円がおつりとして戻ってきました。40,000IDR=500円、1IDR=0.0125円。うーん、レート悪い。
なお、楽しみにしていた、機内販売のオリジナルグッズは全くなし。フライトタグとかキーホルダーとかそういうのは一切ありませんでした。
食べるものを食べてしまったら、長い7時間のフライト、あとは寝るだけ・・・・おやすみなさい。
■バリダンスは突然に
レディース アンド ジェントルメン!
早朝バズーカのごとく到着1時間前に突如として始まりました機内のバリダンス!
元プロバリダンサーのCAによる魅惑のバリダンスをご覧ください。
そして、エアアジアXのSNS向けの記念撮影会が機内各所で敢行されました。
長いフライトの中、乗客の皆さんもノリノリで答えます。
こうして、インドネシア・エアアジアX XT402便は、成田からインドネシアまでのはるかな旅を終え、16時14分(現地時間)、7時間14分におよぶフライトののち、デンパサール国際空港に到着しました。
CAさんだけで再び記念撮影。
さすがエアアジアグループ!サービス精神旺盛です!
期待してみんな待ってますよジャパン。(いろんな意味で)
■バリに到着
あまりに長い飛行時間で、首も背中もバッキバキです。フライト7時間以上というのは、もうエコノミーでの搭乗時間の限界超えてます。バリでマッサージが流行るわけだ。(納得)
■ [おまけ] バリに着いたらまず両替、そしてSIM
バリについて真っ先にすること、(1)両替、(2)SIMの購入ですね。※2017年5月25日時点の情報です。
両替については、成田空港の両替所は朝7:00か7:30くらいから営業開始していますが、レートが悪いのでお勧めできません。
バリの空港の手荷物受取所を過ぎたエリアにある両替所を利用すると、レートもまずまずで、便利です。
レートは空港のこのエリアの両替所は横並びで、1JPY=116 IDR。日本円で10,000円出すと
1,160,000 IDR。
空港よりもバリ市街の両替所の方がもっとレートがいいという情報もありますので、バリの空港で必要量だけ(日本円で5,000~10,000円分くらい)を両替して、後日、市街で両替所にチャレンジしてみるというのも旅の楽しみかもしれません。
続いて、SIMです。
バリの空港では無料でWIFIが利用できますので、当座の通信には空港WIFIを利用するといいでしょう。とはいえ、このままでは空港を出たら迷子になるの確定なので、SIMの手配を検討します。
先ほどの両替所がたくさんあるエリアを少し先に進むと、SIM販売カウンターがあります。最も面倒くさくないのがこのカウンターで購入する方法です。
5月25日現在、下記のような取り扱い価格でした。通話+データの方は聞き忘れました。
TELKOMSEL ツーリストSIM「simPATI」
データ通信のみ
・10GB
350,000 IDR (約2,930円)
・12GB
400,000 IDR (約3,349円)
通話+データ通信
・12GB+80分通話 (価格聞き忘れ)
・8GB+50分通話 (価格聞き忘れ)
「10GBなんて数日の旅で使い切れない」 うん、まぁそうですよね。
割と足元見た設定だと思いますが、ツーリストが払えない金額じゃない。我慢してここで買うのが一番スマートです。
私は空港でのSIM購入を見送って、市街で安く購入するという極めて面倒くさい方法にチャレンジしてみました。そのレポートはまた後日に、帰路分と合わせて公開します。お楽しみに。
以上、インドネシア・エアアジアX XT402便 東京(成田)-デンパサール(バリ)線 XT402 就航初便の搭乗レポートでした。
LCCでバリ行こう!